検索に出始めて約2週間、101の検索語から見つかるサイトに ── 家系図サービスで実証したSEO・AEO・GEO対策
株式会社トラディション・ブルー様が運営する家族向けサービス「ファミリーストレージ」(familystorage.jp)の全面リニューアルを、THEVOSが担当しました。9月14日の正式オープンを前に、このサイトが検索でどう見つけられるようになったのかを、Google Search Consoleの実際の数字でご紹介します。
「検索1位になりました」という画面写真ではなく、Googleが集計した数字でお伝えするのには理由があります。その理由も、この記事の大切な中身のひとつです。
1. 約2週間の実績
サイトが検索結果に表示され始めた8月27日から9月8日までの、Google Search Consoleの集計です。

| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 検索結果に表示された回数 | 2,286回 |
| クリックされた回数 | 89回 |
| 表示された検索語の種類 | 101種類 |
| 平均掲載順位 | 7.1位 |
主な検索語の平均掲載順位は次のとおりです。
| 検索語 | 表示回数 | 平均掲載順位 |
|---|---|---|
| 家系図作成サイト 無料 | 89回 | 6.2位 |
| 家系図 無料 | 62回 | 7.2位 |
| 家系図作成サイト | 32回 | 5.7位 |
| 家系図 サイト | 31回 | 5.5位 |
| 家系が途絶える | 13回 | 4.5位 |
「家系図 無料」「家系図作成サイト 無料」は、家系図を作りたい方が最初に入力する、競争の激しい言葉です。長年運営されてきた家系図ソフトの比較サイトや大手の家系調査サイトが並ぶなかで、新しいサイトが約2週間で検索結果の1ページ目に入りました。1日あたりの表示回数も、9月上旬には約300回まで伸びています。
2. 「自分の画面では1位」という落とし穴
実は、当社のスタッフが検索したときには、「家系図 無料」でファミリーストレージが1位に表示されていました。ところがSearch Consoleで確かめると、実際の平均は7.2位でした。

Googleは、検索する人の閲覧履歴やログイン状態に合わせて、表示する順番を変えています。制作や確認のためにサイトを何度も訪れている人ほど、そのサイトは上に表示されやすくなります。つまり、自分の画面で見た順位は、お客様が見ている順位とは限らないのです。
「うちのサイトは検索1位です」とおっしゃる事業者の方は少なくありません。けれども、その順位がお客様にも同じように見えているかどうかは、Search Consoleのような集計の数字で確かめるまでわかりません。THEVOSが画面写真ではなく数字でお伝えするのは、このためです。
3. お客様が使う言葉は、想像と違う
制作の段階では、「家系図マップ」という言葉を中心にページを設計していました。ところが実際の検索語を並べてみると、クリック数の多い上位10件に「家系図マップ」は入っていません。お客様が実際に入力していたのは、「家系図作成サイト 無料」「家系図 サイト」といった言葉でした。

さらに、「家系図 調べ方 無料」「家系図 戸籍 いくら」「家系が途絶える」のように、サービス名ではなく疑問そのものを入力した検索も見つかりました。こうした疑問に答えるページを用意すれば、それ自体が次の検索対策になります。
事業者が思い浮かべる言葉と、お客様が入力する言葉は違います。公開後に実際の検索語を確かめ、ページを直していくことが欠かせません。
4. 開発段階から組み込んだSEO・AEO・GEO対策
検索対策には、いま大きく三つの考え方があります。
- SEO(検索エンジン最適化):GoogleやBingの検索結果で上位に表示されるための対策
- AEO(回答エンジン最適化):「〜はできますか?」といった質問に、検索エンジンが直接答える場面で選ばれるための対策
- GEO(生成AI最適化):Googleの「AIによる概要」など、AIが文章で答えを作る場面で、情報源として引用されるための対策
4-1. SEO ── 探している人の言葉で書く
ページタイトルは「家系図マップを無料で作成|家系図作成代行|Family Storage」とし、説明文には「専門家が約150年前のご先祖までお調べします」という具体的な数字を入れました。あわせて、約120ページを検索エンジンに知らせるサイトマップ、代表となるアドレスの指定、日本語版と韓国語版を区別する言語の指定を、最初から整えています。
4-2. AEO ── 質問には「答え」で応える
「家系図は無料で作れますか?」「戸籍はどのくらい前までたどれますか?」といった質問と答えを「よくあるご質問」として整理し、検索エンジンが質問と答えの組み合わせとして読み取れる形式でも記述しました。サイト内には、ご質問にその場でお答えするAI案内係も置いています。ご質問の言語で答えるため、日本語で聞けば日本語で、韓国語で聞けば韓国語で返事が返ってきます。

4-3. GEO ── AIに正しく紹介してもらう
AIが読みやすい形でサイトの概要をまとめた案内ファイル(llms.txt)を用意し、サイトの更新に合わせて自動で作り直されるようにしました。会員専用ページなどを除き、AIの読み取りを妨げない設定にしています。また、どの会社が運営するサービスなのかを、検索エンジンとAIが確認できる形で記述しました。

その結果、9月11日にGoogleで「家系図2.0」と検索すると、「AIによる概要」がファミリーストレージを「株式会社トラディション・ブルーが運営する無料の家系図作成・家族史共有サービス」と紹介していました。運営会社の名前は、私たちがサイトに記述したとおりです。AIがサイトの情報を正しく読み取った証拠だと考えています。
4-4. もうひとつの力 ── 信頼できる関連サイトからのリンク
公平のために申し添えると、短期間で評価された理由は私たちの設計だけではありません。運営会社のトラディション・ブルー様(tradition-blue.jp)は2007年創業の家系図作成会社で、NHK「ファミリーヒストリー」の調査にも協力されています。そのサイトから、ファミリーストレージへリンクが張られています。
同じ分野で長く信頼を積み重ねてきたサイトからのリンクは、検索エンジンにとって大きな手がかりになります。新しいサービスを立ち上げるときは、すでにお持ちのサイトや関連する取引先とのつながりを、公開初日から活かせるように設計しておくことをおすすめします。
5. 公開後の運用が本番です
検索順位は、一度上がれば終わりではありません。何もしなければ、順位はいずれ下がります。
ファミリーストレージは、当社の多言語CMS「VosCMS」で構築しています。VosCMSでは、ページや記事を追加すると、サイトマップやAI向けの案内ファイルが自動で更新されます。そのうえで当社は、Search Consoleで実際の検索語と順位を定期的に確認し、「家系図作成サイト 無料」に向けたページの見直しや、「家系図 戸籍 いくら」に答えるよくあるご質問の追加など、次に手を入れるべき場所をご提案していきます。
6. ファミリーストレージについて
ご家族のルーツと思い出を次の世代へつなぐためのサービスです。スマートフォンやパソコンから指先で作れる家系図マップ(無料)、戸籍をたどって約150年前のご先祖までお調べする家系図作成代行、誕生日やご命日のお知らせ、ご家族の記録をもとに物語のようにお答えするAI語り部などをご用意しています。9月14日に正式オープンします。


7. 同じ設計と運用を、あなたのサイトにも
THEVOSは、多言語CMS「VosCMS」を中心に、ホームページ制作、予約・店舗管理、AIチャットボットなどのサービスをご提供しています。検索対策(SEO・AEO・GEO)を開発の最初の段階から組み込み、公開後もSearch Consoleの数字をもとに改善を続けます。13言語に対応し、海外からのお客様にもそれぞれの言語で情報を届けます。
「自分では1位に見えるのに、問い合わせが増えない」「AIに聞いても自社が紹介されない」とお感じの方は、お気軽にご相談ください。
※ 本記事の数値は、Google Search Console(検索タイプ:ウェブ、2026年8月27日〜9月8日)の集計を2026年9月11日に確認したものです。検索順位は日々変動し、検索する地域・言語設定・ログイン状態などによって表示が異なります。同様の結果を保証するものではありません。
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